春先になると気になる花粉症ですが、自分は大丈夫と思っていても、ある年突然かかってしまう人もいます。
花粉症であれば早めに病院へ行き薬を処方してもらいましょう。
花粉症と診断された場合、病院で処方されたザイザルやアレグラ、ジルテックといった花粉症治療薬で花粉症をすぐに治療できます。
自ら花粉症と判断し花粉症でもないのに市販の薬を飲んでしまうと、必要のない薬品を体内に入れることになりますから、体にはあまりよくありません。
病院に行くべきかどうかをまず判断するには、どの辺をチェックすればよいのでしょう。
花粉症と間違われやすいものには、まず風邪の症状があります。
どちらでもくしゃみや鼻水や鼻づまりが起きますが、風邪との違いではっきりしているのは、目のかゆみがあるかないかです。
人間の目は、異物が入ってきたら血管が拡張したり涙を増やしたりして異物を外に押し出そうとする働きをします。
これは異物による反応ですから、風邪のウィルスによるものとは言えません。
また鼻水の性質も違います。
花粉症ならサラサラとした水っぽいもので、自然に垂れてきてしまいますが、風邪の場合は少し粘りがあるのが普通です。
それから症状が続く期間にも注目します。
風邪は大事にしていればだいたい10日もすれば良くなりますが、くしゃみ鼻水鼻づまりが2週間以上続くようなら花粉症の可能性があります。
また、同じく異物といっても、花粉でない場合もあります。
晴れているのに空が灰色っぽい日はPM2.5が濃い可能性がありますし、マンションの部屋の中で突然鼻水が止まらなくなったら、上の階で燻蒸剤を焚いているかもしれません。
これは一時的なもので花粉症ではないので、場所を移動してしばらくすればおさまりますが、呼吸器の弱い方は花粉症よりもやっかいな事になりかねませんから注意しましょう。
また春だけではなく、秋にもイラクサやヨモギの花等から花粉が飛ぶので、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみが続くようなら病院で鼻水を検査してもらうといいでしょう。